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2011年3月に起きたことは、直接的には殆ど被害が無かった自分でさえまだ整理が出来ていないし、整理ができたところで言語や文字で表しきれるとも思えない。

少なくとも荒浜では、とても多くのものが失われた。そのことについて自分なんかがどうこう言える立場でもない。ただ言えることは、自分が荒浜に通う理由、それは、あの日より前から続いているいくつかのこと、あの日以降始まったいくつかのこと、それらを見たかったということなのかもしれない。なぜなら、続いていること、始まったことはいずれも美しく素晴らしいものごとだから。